保険と継続率
2017.10.22

株式会社AWARDです。

ある保険会社から手紙が届きまして、最近の会社の実態について紹介されていました。そして、その中にあったのが『保険契約継続率』という数字です。本日は保険業界の問題点を表している数字とも言える『保険契約継続率』についてご紹介させて頂きたいと思います。

保険契約継続率とは


保険契約継続率とは保険加入者が保険契約を継続している割合になります。今回みたデータの中では契約からの期間で1年後と2年後の数字が出ておりまして、

1年経過後…95.6%
2年経過後…90.0%

という数字でした。どうやらこちらは良い数字として紹介されていたようなのですが、捉え方次第では保険業界の問題点を表す数字であると思われます。その理由を解説していきます。

短期での解約は損?


今回の数字は非常に有名な外資系の保険会社のものです。こちらの会社は貯蓄型の終身保険に力を入れており、多くの方にそういった保険を提案しているはずです。そして、その終身保険が2年後に継続率90.0%というのが問題なのです。

多くの貯蓄型の保険は短期での解約で支払ったお金が大きく損なわれます。特に2年間分はほとんどが営業者へのコミッションと会社の経費に使われ、貯蓄型の保険にも関わらずほとんどお金が貯まりません。つまり、2年後までにやめてしまっている10.0%の方は大きな損をしてしまっている可能性が高いのです。止めた際に支払ったお金はほとんど戻ってきていないことでしょう。

10年後にはどうなる?


そして2年間で10%の方が保険契約を解約しているということは、10年後には41%もの方が加入した保険を解約しているという計算ができます。貯蓄型の保険で支払った額よりも多くの解約返戻金が得られるのは、最近の保険ですと最低でも10年はかかってきます。

今回明示されたデータから考えると、貯蓄型の保険に加入する人は40%以上の方が10年以内に解約して金銭的な損を被っている、という仮説が立てれるかと思います。これは結構衝撃的なことですよね。

資産を殖やす手段として保険が提案されることがありますが、10年以内に40%以上の方が損してしまうと考えられるものです。ぜひ加入する前にはじっくりと検討なさることをお勧めします。迷った際にもぜひご相談くださいませ。

 

 

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