予定利率の真実

株式会社AWARDです。

外資系の保険会社の方で、高い利率を謳っての外貨建て保険の勧誘をしてらっしゃる方がいます。その時に使われる利率は『予定利率』と呼ばれるもの。この予定利率はとても事実誤認を起こしやすいものなので、本日はその真実についてご紹介します。

予定利率≠増える利率


保険はそもそも保障を得るための手数料が取られる商品です。そのため予定利率は自身が支払ったお金に対して増える利率を指すものではありません。ここが間違えやすいポイントになります。

貯蓄型の保険に加入した場合、支払ったお金のうち手数料が抜かれて残った部分が積立部分にまわされることになり、その積み立てられた部分のみにかかるのが予定利率ということになります。

貯蓄型保険の手数料は?


では貯蓄型保険で実際に積み立てられるお金に充てられる割合はどのくらいになるのでしょうか?定期払いの保険ですと、

50~70%

程度と言われています。これは裏を返すと手数料が30~50%は取られてしまっている、ということですね。その手数料は、保障部分や営業マンへのコミッションに充てられる部分になります。

つまり予定利率3%の保険でも、その利率で増えるのは手数料が抜かれたあとに残った部分だけなのです。

実際のドル建て終身の例


では実際のドル建終身保険の例を見てみましょう。ドル建で10万ドルの死亡保障が得られる保険ですが、

【月々の支払い】

124.92ドル

【年数 解約返戻金 実質利率】  

10年目 11130ドル -3.0%

20年目 25720ドル -0.8%

30年目 44140ドル -0.1%

となります。ドル建の保険ということでお金が貯まるイメージを持っていても、実際にはお金は減っているケースもあるということですね。

年齢や契約する商品によって数字は異なって来ますが、 基本的に貯蓄や運用を目的とした場合には保険が有利であることはあり得ないと考えるのが良いでしょう。

ただし、これはあくまでも保険を貯蓄や運用を目的として捉えた場合の話になります。保険は本来保障を得るために加入するもの。それを目的にしている場合には、この限りではありません。

金融商品には目的ごとに相応しい商品があるのを知り活用していきましょう。

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