生命保険の値段が上がる?
2017.2.2

株式会社AWARDです。生命保険の保険料が4月から値上げする可能性が高まってきました。生命保険の運用利回りの目安となる「標準利率」を金融庁が4月に1.00%から0.25%に引き下げるためです。

生命保険というとあまり運用というイメージはないかもしれませんが、実は巨額のお金を運用している『機関投資家』と呼ばれる存在になります。学資保険や終身保険などは保障がついているにもかかわらず、お金を殖やして返してもらえることが多いですよね(たまにもらえるお金が減る学資保険などもありますが、、、)。それは保険会社が手数料を引いた残りのお金を皆さんのために運用しているためになります。

このときの運用の利回りが下がってしまえば、当然保険料も上がっていくことになります。現在の日本では日銀によるマイナス金利政策が行われており、運用環境はとても悪化しています。ちなみに長期国債の基準と言われている10年物の国債の金利は、2017年2月1日現在で、

0.08%/年

です(Bloombergより引用)。つまり、1億円といった巨額のお金を10年物の国債で運用しようとしても、1年間で8万円しか金利がつかないという状況であるということです。これでは保険会社としても国債で安全な運用をするのは困難になってきます。

今回金融庁が目安となる「標準利率」を引き下げましたが、それでも日本国債だけで運用を継続していくのは困難な状況です。保険会社も日本国債以外の資産をうまく組み入れながら、みなさんから預かったお金を運用していかなければならない時代であると言えるでしょう。

なお、生命保険大手の日本生命は個人年金保険や学資保険などの貯蓄性商品の保険料を4月から引き上げることを決定したそうです。営業の方としてはこれを機会に加入を勧めてくるでしょうが、生命保険は流動性の観点や他の預金や運用商品と比較して自分に相応しいものを選んだ方が、最終的に後悔しなくて済む場合が多いかと思います。ご契約の際には慎重に検討なさることをお勧めいたします。詳細な内容を相談したい場合には、問い合わせフォームからご連絡くださいませ。

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