学資保険は必要か?②
2017.1.10

株式会社AWARDの渡邉です。前回は学資保険の基礎的な内容をご紹介させて頂きました。教育資金を準備する方法として人気のある学資保険ですが、いくつか大きなデメリットがあります。それは、

・途中で解約してしまうと損する可能性が高い
・利率が低くインフレ率に勝つのが難しい
急な出費に対して対応しにくい

といった点になります。

まず途中で解約してしまうと損する可能性が高い点を最初に挙げてみました。これは貯蓄性の保険に共通する弱点となります。保険は満期まで運用することを条件に保険会社が中で運用しているため、途中解約した方に戻ってくるお金は小さくなるように設定されています。極端な話、学資保険に貯まっているお金を使おうと加入から1年後くらいに解約をした場合には払ったお金がほとんど戻ってこないケースもあります。早期解約で大きく損をしてしまうということですね。

次に利率が低くインフレ率に勝つのが難しいことが挙げられます。現在日本の物価は緩やかに上昇しています。これは教育資金も例外ではなく、高校や大学の学費も徐々に上がっている傾向があります。実際に私立の大学の学費を見てみると、

2001年から2014年にかけ約13%上昇

していることが統計によりわかっています。仮に18年かけて10%増える一般的な学資保険をやっていたとしても、13年間で学費自体が13%上昇しているので、それをカバーする分のお金は増やすことはできなかったことになります。折角いろいろ制約を受けて学資保険をやっているのに、これでは少し残念だと思いませんか?

最後に急な出費に対応しにくいところが挙げられます。学資保険は満期が決まってしまうので、その前に急な出費があった場合には対応しにくいです。例えばお子さんが私立の高校に行くことになって学資保険からお金を出したい、といった場合でも学資保険からは預金のように使う分だけお金を出すといったことはできません。解約してお金を受け取るしかない状況になってしまっては、最初のデメリットで挙げたとおり損してしまうことにも繋がります。教育資金としていつ急にお金が必要になるかはわからないものです。臨機応変に出費に対応するという点においては、学資保険は使いにくい商品かもしれません。

いかがでしたでしょうか?教育資金を準備する方法として定番の学資保険ですが、以上に挙げられたようなデメリットは始める際に考えておきたいところです。教育資金の準備方法は学資保険に限らず、預金でも他の資産運用でもかまわないのです。他の方法と比べてどちらが自分たちの家庭にとって相応しいか検討してみてはいかがでしょうか。

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