名義保険と名義預金【相続】

株式会社AWARDの渡邉です。8月も2週目ということで夏休みで実家へ戻られている方なども多いようです。お盆の時期というのは中々集まらない家族が集まるなどして、ふだん話ができないことを話せる機会だったりします。そんな中でチャンスがあれば実家で契約してくれている保険などの話をしてみると良いのではないかと思います。

自分が知らない間に両親が自分の保険料を払ってくれていたり、自分の知らない預金口座を管理していてくれたことなどはありませんか?預金の名義人などは契約時に本人がいないと出来ないことになっているのですが、昔はそういったルールが緩かったのもあり、両親や祖父母が子ども孫のために金融商品を契約してくれていることが良くあります。そしてそういった契約は意外と煩雑になって管理されていないもの。今どういう状況になっているのかわからない、というご家庭も多いように思います。

そういった保険や預金は、実は相続のときに問題になることがあります。本人以外の方が作った保険、預金はそれぞれ名義保険、名義預金などと呼ばれます。名義は自分であっても、実質的には別の家族がお金を出して作ってくれた保険や預金のことですね。民法や税法では「名義人=所有者」だとは考えません。

・誰が稼いだお金か(資金原資)
・自由に使えていたのは誰か(管理支配の状況)

の2点を見てそのお金の所有者を判定することになります。子どものために名義を分けて作っていた預金が名義預金として相続の税務調査で指摘されてしまった、などというのは聞く話です。そういったことがないよう、どのような管理状況にあるのか家族で話をしておく方が良いでしょう。

ちなみに生前贈与の判断のポイントは、

①「あげた・もらった」という両者の意思があったか
・・・2人が署名・捺印している贈与契約書があるか
②もらったという実態はあるか
・・・もらった人が通帳や証券を管理し自由に使える状態か

の2点となります。将来的に手間がかからないように、今から贈与契約書などの書類を用意しておくのも1つです。年間110万円までの贈与は課税がされませんので、その範囲内での契約とすると良いでしょう。お金のことはデリケートなテーマでもありますが、家族がみなで集まる機会があれば様子をみて話題にあげてみてください。

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