保険でお金は増える?【考え方】
2016.2.18

株式会社AWARDの渡邉です。最近保険の相談を良く受けるのですが、そこで多く見かけるのが『国内株式、海外株式、国内債券、海外債券』等の運用商品を選んで保障を得るのと同時に資産運用ができるという保険です。外資系生命保険会社様の商品であることが多いのですが、中身について良く分からずに加入したり提案を受けられている方が多い印象でしたのでコラムに書かせて頂きます。

このような商品のことを変額保険と言います。一定額の死亡保障額が準備された上で、解約返戻金という解約時に戻ってくるお金が変動するタイプが多いですね。多くの場合、提案書の中で『0%』『3.5%』『7.0%』といった運用実績だった場合の解約返戻金の推移などが書いてあります。7.0%で運用がされた場合の解約返戻金は大きくなり、0.0%で運用がされた場合の解約返戻金は小さくなる訳です。

保険商品について普段ふれていない方は、積立をしているお金が全てこの運用実績で増えている、と思われることが多いようです。変額保険はもともと保険商品ですので、自分のお金が全て貯まるお金に向けられている訳ではありません。加入する年齢にもよりますが、支払い保険料の約30%は死亡保障や保険会社の運営費のために使われている場合が多いです。ちなみに老後の資産作りとして割り切った場合、変額保険の中身として使われているような投資信託等を活用すれば、100%貯まるお金に回すことができます。さらに運用の中身も保険会社に指定された商品だけでなく、幅広いラインナップから自分で選択する事が可能です。

さて、支払い保険料の約30%が保障や保険会社の運営費に使われるというのは保障としての価値があるため一概には否定できません。では問題はその使われている金額が適当であるのかどうかです。変額保険の提案書の中では3.5%で運用された場合には支払った金額を大きく上回る解約返戻金が数十年後にもらえる、と書いてある場合が多いかと思います。仮に数十年で解約返戻金が支払い保険料を上回るのであれば、保障はその数十年分掛け捨ての定期保険を購入する、という選択肢もある訳です。そしてその選択肢を選んだ場合、数十年分の掛け捨ての定期保険には、変額保険の保険料の約30%よりもはるかに小さい金額で加入できるケースもあります。すると変額保険にあえて加入する必要性はあるのか?というのは考えなくてはいけない問題になるでしょう。

今回は変額保険の中身を分解して解説してみました。ただし、終身の変額保険ですと相続時の非課税枠を活用した対策ができるメリットなども考えることができます。セールスコンサルティング(その商品を売りたいがためのコンサルティング)に頼るのではなく、一度信頼できる専門家にご相談頂くことをオススメ致します。弊社の無料相談もぜひご活用ください。

カテゴリーから記事を探す